レオナール・フジタ展

晴れ渡る日々が続く中、近代美術館で開催されているレオナールフジタ展を見てきました。

p1011471.JPG 日本人でありながら、晩年フランスに帰化し、フランス人として 生涯を終えた画家の藤田嗣治(フジタツグハル)のパリの画壇に デビューし、生涯を終えるまでの4部構成で紹介しています。

日本画独特の繊細なタッチで、どんどんと作風が変わっていく、 フジタの作品は一見の価値ありです。

圧巻は3m角のキャンバスに描かれた4枚の大作、フランスの国家 プロジェクトとして6年の歳月をかけて、修復が完了したもので、日本初公開です。

裸婦・動物といった代表的なモチーフが集約されており、 一番勢いがあった時の作品だけあり迫力がありました。

館内にはアトリエの内部も再現されており、額縁や家具など、服などを自作し、 最後には改宗したキリスト教の礼拝堂を立ててしまうまでのモノづくりに対する こだわりから、彼の人物像が伝わってきます。

 レオナール・フジタ展は9/4まで開催しているそうですので、 興味のあるかたは見に行かれては如何でしょうか?

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暑中お見舞い申し上げます

0091.jpg 札幌は意外にそれほど暑くならず猛暑になるのでは?と言われていただけに拍子抜けしています。 私の部屋ではなんとまだ扇風機が可動しておりません! 日中居ないこともありますが、今年は夜がやけに涼しいのです。 本州の方からすれば羨ましい!とお思いかもしれませんが 北海道人にとってはちょっと寂しいのです・・・ 0081.jpg0101.jpg0151.jpg0161.jpg586.jpg0131.jpg574.jpg583.jpg551.jpg 皆さんは今年どんな夏を過ごされますか? 私は海より山や公園に行く事が多いです。海ももちろん好きなのですが、どうも人が多くて・・・  なので海は秋に行くほうが好きです。]]>

継続は力なり。

以前のブログから間が空きましたが、長さんにまつわるデザインの お話しを続けます。 03.jpg こちらは六本木にある国際文化会館のティーラウンジです。 皆さんはご存知ですか? この会館は、1952年に日本と世界の文化交流の場として多くの 団体や個人の支援により設立されたもので、 なんといってもこの会館のすごいところは、設計担当に 前川國男、坂倉準三、吉村順三と日本を代表する巨匠が3人も 拘わったという今ではちょっと考えられない 豪華な歴史を持っています。 そして、前川氏の事務所に在籍していた水之江忠臣氏、 坂倉事務所からは長さん、吉村氏の事務所からは松村勝男氏と それぞれ師匠の担当した空間に合う家具をこの3人が製作しました。   その中の一つが、このティーラウンジです。 当時納入されたのは長さんのライフワークでもある小椅子でした。 それから半世紀を経てなんと、2005年のリニューアル時に 小椅子の進化版であるパーシモンチェアがまた選ばれたのです。 01.jpg ありそうで、中々無い話だと思いませんか? 仮にもし同じ椅子で、となったとしても現在は 製造中止ということのほうが多いのではないでしょうか? それが同じデザイナーによるリ・デザイン製品なんて とても素敵な話しだと思います。 これはデザイナーにとっても非常に名誉な事だと思いますし 一つの事を突きつめ、やり続けた長さんの大きな成果なのでは ないかと思います。 長さんの本にこんな文があります。   多くのデザイナーはあるときからデザインを止めてしまうんです。 なぜデザインを辞められるのでしょう?辞めてしまえるなんて 不思議でなりません・・ 私はペリアンのように生涯ずっと デザインしていきたいと思います。 (長大作 84歳現役デザイナーより抜粋) 私もこのように自分の仕事に誇りを持ち、きっぱりと 言い切れる職業人でありたいと切に思います。 10100861.jpg こちらは国際文化会館の中庭なんですが、これがまた 見事な庭園なんです・・ これ六本木なんですから。 1010085.jpg 皆さんも是非東京に行った際は訪れてみてください! もちろん、ティーラウンジでパーシモンチェアに座りゆっくりと お茶してくださいね。本当に絶景ですから! 026.jpg おまけ。 これは05年に札幌にいらした際にモエレ沼公園での1枚です。 とってもお元気で、後ろにあるモエレ山にも一緒に登ったのですよ! また是非北海道にいらしてくださいね。]]>

ハーマンミラー 価格改定のお知らせ

 

 

0721.jpg 先日から予告しておりましたとおり、ハーマンミラーの商品が8月より値上げとなります。 上に紹介した以外にもアーロンチェアやソファコンパクトなども対象となりますので、 気になっていた方は、この機会に是非ご検討ください。

※その他の価格改定の対象商品について 、詳しくはお問合せください。

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Bedtime Book

紀伊國屋さんと旭日屋書店さん  目当ての本を買うということだけで考えれば断然アマゾンが便利 ですが、あの書店独自の空気感や 未知な分野の本を斜めに見ていると新たな発見が あったりするので・・ やはり本屋さんが大好きです。 本屋さんに行く時間を捻出するのと同じくらい、読書の時間を 確保するのが小さな課題でもあります。 就寝前の時間も当然その時間に割り当てられています。 ですが、最近はあまり頭の使うものは読まないようにしています・・ 003.jpg 倉俣さん、すばらしい! インテリアデザインも含め、突き抜けています・・・ 0022.jpg wallpaperからこんなガイド出ています。 海外から見た東京名所。なるほど・・ MoMADesignStoreにて 005.jpg 好きな建築も含まれているのはもちろん、 まだ見ぬものが・・・ 行きたい! 004.jpg 札幌にも探すと結構面白い建物ありますね。 これから少しずつ探索しに行ってみます。 0011.jpg そんな建築関連の本を見ていると、こちらを本棚より引っ張り 出してきました。  中でもイームズハウスが有名ですが、第二次大戦後の好景気に アメリカは実験的な住宅を、リチャードノイトラ・エーロサーリネン ピエール・コーニッグなど著名な建築家を起用し、効率的設計・ 施工を模索する試みとして行われたものですが、 「実験」というくらいなので、やはり色々問題があり、フェイドアウト していったのですが、現在も多くの建物はLAに残されています。 写真集が出版されるなど 当時も含め今なお多くのファンがいます。 いつか、こんな家に住みたいと想像が膨らみやはり寝不足に・・・ 私の悪い癖は、1冊の本で終わらなく、気づけばベットサイドに 本の山が出来ていたりします・・・  ]]>