晴れ渡る日々が続く中、近代美術館で開催されているレオナールフジタ展を見てきました。
日本人でありながら、晩年フランスに帰化し、フランス人として 生涯を終えた画家の藤田嗣治(フジタツグハル)のパリの画壇に デビューし、生涯を終えるまでの4部構成で紹介しています。
日本画独特の繊細なタッチで、どんどんと作風が変わっていく、 フジタの作品は一見の価値ありです。
圧巻は3m角のキャンバスに描かれた4枚の大作、フランスの国家 プロジェクトとして6年の歳月をかけて、修復が完了したもので、日本初公開です。
裸婦・動物といった代表的なモチーフが集約されており、 一番勢いがあった時の作品だけあり迫力がありました。
館内にはアトリエの内部も再現されており、額縁や家具など、服などを自作し、 最後には改宗したキリスト教の礼拝堂を立ててしまうまでのモノづくりに対する こだわりから、彼の人物像が伝わってきます。
レオナール・フジタ展は9/4まで開催しているそうですので、 興味のあるかたは見に行かれては如何でしょうか?
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