ブルーノ・マットソン センターテーブル

こんにちは、江別店スタッフの高橋です。

今日から12月、昨夜から今朝にかけては大荒れのお天気でしたね。皆さま大丈夫でしたか。ついに師走がスタート、今年もあと1カ月と言うだけで、何だか気持ちに余裕がなくなってしまうのは私だけでしょうか。

さて、今回のスタッフブログは、江別店で人気の高い天童木工についてと新しく展示に仲間入りした、ブルーノマットソンデザインのセンターテーブルをご紹介します。

天童木工は1940年に創業、現在まで70年以上もの歴史があります。社名にもなる『天童』、山形県天童市は古くから将棋の駒をはじめとする木工業の盛んな街としても知られています。

次世代に受け継がれていく、長く愛され、長く使える家具を提供するために、創業から7年後、終戦直後の1947年に成形合板の技術を取り入れ、日本でいち早く実用化させました。

英語でプライウッドと呼ばれる成形合板。木材の薄板を何枚も接着剤で重ね合わせ製品ごとに異なる型(治具)に挿入し巨大なプレス機で圧力と熱を加えて成形します。単純そうに見えるこの工程ですが、非常に複雑かつ高度な職人技が必要なこの作業は、全て職人が手作業で行っています。この成形合板の技術が、無垢材では表現できない美しく柔らかな曲線のデザインを可能にし、強く、軽く、そして美しい、家具として理想の形に木を導きました。成形合板の技術を錬磨し続けてきた、天童木工のこだわりです。

薄くても強度を保てる成形合板は、無垢材では出せない、複雑な曲面やフォルムを可能にし、デザイナーや建築家の斬新な創造力を刺激しました。

スウェーデン政府よりプロフェッサーの称号を与えられた、北欧を代表する家具デザイナー、
※ブルーノ・マットソンもそのひとり。

日本人の生活様式に合うようデザインされたマットソンシリーズ。今回、サイドテーブルと一緒に新しく展示になったハイバックチェア&オットマンは、デンマークで1968年に創業したテキスタイルメーカー“kvadrat”(クヴァドラ)社の張地を使用しました。クヴァドラ社は、様々な分野のアーティストと最高品質のテキスタイルを生み出し、世界の一流家具メーカーの張地として採用されています。

ハイバックチェアはもちろん、ソファやサイドテーブル、センターテーブルもマットソンシリーズで並べると意匠が揃い、ますます素敵ですね。

成形合板の技術により、スッキリとした無駄のないデザインと言うだけでは無く、強度がありながら、とても軽量で動かし易く、私でも軽々と持ち上げることができます。チェアと同じく床をキズつけにくい”床摺り”を採用し、カーペットや畳の上でも安心してお使いいただけます。

展示のセンターテーブルは、寸法W1000 D600 H400、高さは40㎝と、ソファに掛けながらお茶を飲んだりするのにぴったりの高さです。

●M-0254IT-NTテーブル 甲板 : イタヤ杢目(ナチュラル) 脚 : ホワイトビーチ(ナチュラル)
重量 : 6kg ¥89,100 (税込)

展示にはありませんが、この他に2サイズ、全部で3サイズのラインナップです。
●W600 D600 H400 重量 : 4kg ¥70,400 (税込)
●W1200 D600 H340 重量 : 8.2kg ¥102,300 (税込)

肌触りが良く、少し光沢がある綺麗な杢目の天板、まずは、どうぞ店頭でご覧ください!!

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは、次回のスタッフブログも楽しみに!

 

※ブルーノ・マットソン
1907年、スウェーデン南部のヴァルナモで、家具職人の息子として誕生。幼い頃から家具作りを学び、家具職人として経験を積んだ後、自らの工房を作り多くの名作を生み出した。1934年には代表作となるEVAを、1968年にはカーリン・チェアを発表。1981年、スウェーデン政府よりプロフェッサーの称号を受けた。彼がデザインした家具は、スウェディッシュ・モダンの傑作として憧れの的となっている。1974年に天童を訪れた際、畳のある旅館に泊まることを熱望したというエピソードが残っている。