芹沢銈介「型染卓上カレンダー2022」

こんにちは、スタッフの内藤です。
みなさま、いかがお過ごしですか。

10月がスタートしました。
満開の紫陽花や風に揺れるススキが秋を教えてくれます。
個人的に好きな季節です。

先日、店長がぽつりと呟きました。
「そろそろ福袋の内容も考えなきゃね」
そうなんです…もうそんな時期なんです。
今年も残り3ヶ月。ここから年末に向けやり残す事のないよう、メトロクススタッフ一同突っ走ってまいります!

ちょうど昨年の今頃ご紹介したこちらの商品。
今年も入荷いたしました!

芹沢銈介「型染卓上カレンダー2022」

日本を代表する染色工芸家、人間国宝「芹沢銈介」が描いた図案を用いた卓上カレンダーです。日本の四季を色鮮やかに表現し、月ごとに異なる絵柄は毎月めくるのが楽しみになるすばらしい完成度です。日本古来から伝わる「型染」と琉球の着物を染める手法「紅型(びんがた)染」を研究した芹沢銈介ならではの美しい色彩感覚が生かされた芸術的な逸品です。

2022年版は1983年(昭和58年)の復刻版です。郷土玩具や季節の行事が鮮やかな色合いで染められています。卓上カレンダーは和紙染めのカレンダーを縮小印刷した印刷普及版となっています。

サイズは135㎜×100㎜。はがきに近いサイズなので卓上で飾るのはもちろん、壁に貼ったり手帳に挟んだりといろいろな楽しみ方ができそうですね。

透明のプラスチックケース(スタンド)付きなので、出してすぐに飾ることができます。もちろん額装してもとても素敵ですよ。インテリアとしてご自宅用にはもちろん、贈り物にも大変喜ばれるアイテムです。

蝋燭好きな私は、こちらの12月の絵柄がお気に入りです。歳を重ねるごとに一年が猛スピードで過ぎてしまうのですが、その月にあった出来事の数々を振り返りながらカレンダーをめくる、そのくらいの時間と心の余裕は持っていたいものです。一年後の冬、遠いようできっとまたあっという間なのでしょうね…笑

芹沢銈介の圧倒的なデザインセンスを発揮した独自性ある作品群は今もなお色褪せることがありません。洗練された美しさの中にちょっぴり可愛いらしさが同居しているのも素敵です。人間国宝が描き出す日本の四季の魅力をぜひご堪能ください。卓上カレンダーは、札幌本店・江別店両店で展示しております。ぜひ店頭でご覧ください。

芹沢銈介
「型染卓上カレンダー」¥1,320(税込)

それでは次回のスタッフブログもお楽しみに!

芹沢銈介
明治28(1895)年、静岡生まれ。東京高等工業学校(現・東京工業大学)図案科卒業後、生涯の師である柳宗悦と沖縄の染物「紅型」に出会ったことを契機に型染めを中心とした染色の道に進む。従来の染色の枠組みにとらわれない新鮮で創意あふれる作品を次々と制作。その評価は国内にとどまらず、昭和51 (1976)年にはパリで大規模な個展を行い大成功をおさめる。同年に文化功労者となり、昭和59 (1984)年4月、88歳で惜しまれつつ永眠。