柚木沙弥郎 型染めうちわ

こんにちは、江別店の高橋です。

7月に入り、スッキリしないお天気が続き、じめじめと洗濯物が乾きにくい日が続いていますね。皆さんは暑さに強い方ですか?それとも寒い方がお好きですか?私は暑すぎるのも寒すぎるのも得意ではありませんが、寒い方が我慢できないですね。スッキリしない答えですね(笑)。これから寝苦しい夜がやって来るのか、来ないのか、今年の夏はどちらでしょうね。

さて今日は、毎年この時期に一度だけ入荷する、夏にぴったりの“涼”を感じられるアイテム、柚木沙弥郎型染めうちわをご紹介します。


柚木沙弥郎型染めうちわ 各¥3,630(税込)

なすび 相撲 魚 海 山に雲、すごく馴染みのある分かり易いモチーフですが、温かくてポップに描かれているこの図案は、型染めの第一人者である芹沢銈介に弟子入りした柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)氏によるものです。素朴でおおらか、だけれども趣がありユーモラスではありませんか。

調和の取れた色使いで、動物や自然をモチーフとしたデザインには独特のセンスが光っています。柚木氏は、99歳になる今もなお現役であり続け、多くの若手作家に影響を与える存在でもあります。

このうちわ、元はうちわの三大産地の一つで千葉県館山の房州で作られていました。しかし職人の高齢化、職人不足などにより、房州での生産が難しくなり、今は同じく三大産地の一つ、香川県丸亀で、房州うちわの形を受け継いで作られています。

房州うちわは、丸い女竹をそのまま細かく割いて“骨”に、その骨と竹そのものの丸みを活かした“柄”が特徴です。手馴染みが良く、仰ぐとしっかり手応えのある弾力で、優しくしっかりとした風が特徴です。そして一本ずつ和紙を張り、成形しています。和紙のにじみや色むらは、印刷では表現できない型染めならではの風合いがあり、これもまた味があります。通常は色糸が表に出るよう編まれる房州うちわですが、このうちわは、白糸で和紙の内側に隠し、型絵染がより引き立つよう作られています。

扇いで風を感じるのはもちろん、ポストカードや絵のようにお部屋に飾ったり、暑中見舞いの贈り物にも良いですね。伝統と職人技の民芸の香りと、どこかポップな柚木氏の図案が融合したうちわ、どうぞ店頭でお手に取って“涼”を感じてみてくださいね。こちらのうちわは店頭分が無くなり次第終了となりますので、ご了承ください。

 

うちわの他にもメトロクス札幌では、夏にピッタリの日常使いのアイテムをたくさんご用意しています。

冷たく感じるタオル“マイナスディグリー”は、裏地に接触冷感素材ゼロクールを使用したハンドタオルとスポーツタオルです。タオルを濡らす事でより冷たく感じるので、スポーツやガーデニング、プレゼントにもおすすめです。

また、吸水性や通気性、速乾性に優れた蚊帳生地のタオルやブランケットは、この時期におすすめのシリーズです。消臭効果がある備長炭繊維のふきんや枕カバーなどもありますので、日常使いにこちらも合わせてごらんください。

最後までお付き合いありがとうございます。それでは、次回のスタッフブログもお楽しみに!