松徳硝子 うすはり

こんにちは、江別店の高橋です。2月に入り特に寒い日が続いていますね。
積雪量はあまり気になりませんが、最近は恐ろしい程ツルツル路面ではありませんか?
歩くのも車を運転するのも神経を使って大変ですよね。少し遠回りをしてでも安全な道を選びたい私です。

さて、マスクをしてこんな生活になって早くも一年!?
以前より外でお酒を飲む機会が減った方が大半なのではないでしょうか。
逆に家でゆっくりとお酒を楽しむ機会が増えましたよね?

皆さんは家でお酒を飲むとき、どんなグラスを使っていますか?
特にこだわっていない方もいれば、こだわりのグラス、
お気に入りのグラスがある方もいるかもしれません。
お酒の美味しさを引き出すにはグラスも大変重要なんですよね。
今日は、家でお酒を楽しむ際にぴったり、松徳硝子の代名詞とも言える「うすはり」を
松徳硝子の歴史とともにご紹介します。

松徳(しょうとく)硝子は大正11年(1922年)、東京で電球用ガラスの生産工場として創業しました。
その後は時代の変化により、電球も職人による手吹きから機械による製造へとシフト、
松徳硝子も主要な製造品目を電球からガラス食器へと移行せざるを得なくなりました。

しかしその後も、機械では無く、これまで通り職人による手仕事にこだわり続け、
電球製造で培った均質な薄いガラスを吹く技術に更に磨きをかけながら試行錯誤を繰り返しました。

そしてついに平成元年、理想とするグラス「うすはり」が完成したのです。
松徳硝子の原点である電球、電球を吹くテクニックが、現在の松徳硝子の代名詞ともいえる「うすはり」を作り出したのです。
職人達が手間を惜しまず、丹精込めて作り上げられたこのグラス、薄い玻璃(ガラス)を
ひらがなが持つ繊細かつ柔らかなイメージで表現し「うすはり」と名付けられたそうです。


うすはり SHIWAタンブラー SHIWAオールド ¥1,900~

環境に優しく耐久性に優れた無鉛クリスタルガラスを使い、全て手作業で作られます。
吹き棹(さお)を使って金型にガラスを吹き込む「型吹き」と呼ばれる製法で、
溶けたガラスを吹き棹で巻き取って成形し、丁寧に息を吹き込む熟練した職人の手技によって作られます。
その手作りの様子は、松徳硝子ホームページにて動画が見られます。ご興味がある方はどうぞご覧ください。
工場の窯の温度は1300~1400度、24時間365日保たれているそうです。

うすはりの厚さは約0.9ミリと通常のグラスの半分以下という極限の薄さです。
特に底の薄さは世界で唯一、松徳硝子の職人にしか吹けないと言われています。
実際に手にしてみると、その軽さと持ちやすさに驚きます。
持った時のその軽やかな質感と、その薄さでグラスが唇に触れた時に異物感が限りなく少ないので、
繊細な口当たりでお酒の味が楽しめます。

料亭や割烹、レストランやバー、お酒のCMや広告写真などで広く愛用されています。

写真右は、鼓(つづみ)をモチーフに、「現代の名工」ガラス職人の片桐久夫氏が監修のもと設計されたビールグラス2個セットです。
持つ場所が一番細くデザインされているので、女性の方でも持ちやすいグラスです。

写真左は、葡萄酒器、日本の食卓や和のお膳に合うようにワイングラスの脚を取り除き、気軽にワインを楽しむために作られました。
写真上はボルドー2個セット、口元の絞りがワインの香りをより印象付けます。
写真下はブルゴーニュ2個セット、口元が広がったデザインで軽やかなワインに向いています。

ビールグラス 鼓 2個セット ¥6,000+tax
葡萄酒器 ボルドー 2個セット ¥5,000+tax
葡萄酒器 ブルゴーニュ 2個セット ¥5,000+tax

どちらも木箱入で、自宅用としてはもちろん、贈答用としてお酒好きの方には大変喜んでいただけるのではないでしょうか。
バレンタインデーのプレゼントにも良いですね。

作品の背景を知ると、職人さんの姿を思い浮かべながら、お酒もより一層美味しくいただけるのではないでしょうか。どうぞ店頭で実際にお手に取ってご覧ください。メトロクス札幌のWebショップでも一部、お取り扱いがあります。

それでは来週のスタッフブログは、窪田さんです!どうぞ、お楽しみに。
最後までお読みいただきありがとうございました ♪