フランク・ロイド・ライト インペリアルテーブルウェア

こんにちは、江別店の高橋です。
今回のスタッフブログは、旧帝国ホテルで使われていた、インペリアル テーブルウェアをご紹介します。

旧帝国ホテルは、大正8年(1919)日比谷公園に面した場所で、近代建築の三大巨匠フランク・ロイド・ライト(1867-1959)の設計監理により新館の起工が始まりました。その後ライトが建設途中でアメリカに帰国した後は、弟子の遠藤新が現場を引き継ぎ、起工から4年の大正12年(1923年)に竣工しました。竣工直後に襲った関東大震災でも倒壊することなく、1967年まで、旧帝国ホテルの2代目本館(通称:旧ライト館)として使用されました。

しかしまだ44年しか経っていないというのに老朽化は激しく、また高度経済成長期に高層化の計画が始まり、取り壊しが決定。ライトがデザインした由緒ある建造物を遺したいと、海外まで保存問題が物議を醸しました。しかし様々な議論の末、玄関部分のみが愛知県の博物館明治村へ移築・復元されることになり、昭和42年(1967)、中央玄関部分のみが明治村に寄贈され、昭和60年(1985)より展示公開されています。

旧ライト館は、その一部が現存するだけの、いわば「幻のライト建築」。その幻のライト建築、館内装飾や調度品もライト自らがデザインしました。その館内で使用するためにデザインしたテーブルウェアの復刻版がこのインペリアルテーブルウェアです。

現在のノリタケ社の前身である日本陶器合名会社が製造を担当、鮮やかな色彩と幾何学模様が織りなす個性的なデザインのテーブルウェアで、米国フランク・ロイド・ライト財団の許可を得てアレンジし復刻したものです。当時使われていた白磁から、艶やかなボーンチャイナにアレンジされています。バックスタンプや黄色の専用ボックスなど細部までこだわり、くつろぎの一時をテーブルウェアとともにライトが彩る世界でお楽しみください。

この時期は母の日のプレゼントにもオススメです!どうぞ店頭でご覧ください。

F.L.W デザイン テーブルウェア
マグカップ ¥3,300(税込)
ティーカップ&ソーサー ¥3,850(税込)
ひし形ケーキ皿 ¥3,850(税込)

 

それでは、次回のスタッフブログもお楽しみに!!