アレキサンダー・ジラード ウッデンドール

こんにちは、気づけば明日から3月。これから一気に雪解けが進んで行くのでしょうか。長く雪深い冬から、例年なら明るい春に向かっていくはずが、世界情勢を考えると手放しにそうではありません。どうか1日でも早く安心して暮らせる日常に戻りますように。

今回のブログは、アレキサンダー・ジラード作品の復刻に力を注いできたヴィトラ社のジラードコレクションの中から、日々の暮らしを鮮やかに彩る遊び心が詰まった「ウッデン ドール」をご紹介します。

 

ウッデンドールがこんなに勢ぞろいした姿は圧巻です。見ているだけで楽しくなりますね。建築を学んでいたアレキサンダー・ジラードは、親交の深かったチャールズ&レイ・イームズやジョージ・ネルソンとともにミッドセンチュリーのアメリカデザイン界を牽引した人物のひとり。

ジラードのデザインは無駄な装飾を削ぎ落としたミニマルでシンプルな古典的モダニズムに対して、暮らしに遊び心や楽しさを提案するものでした。家具、展示、インテリアデザイン、グラフィックなど幅広い分野において活躍しました。デザイナーであると同時に、世界中の民芸品の収集家でもあり、その旅の中でジラードが集めた民芸品やテキスタイルからインスピレーションを受け、自身のデザインの源となりました。

ヴィトラの創業者の息子、ロルフ・フェルバウムが、アレキサンダー・ジラードとその妻スーザンに会うために、サンタフェのジラード自邸を初めて訪れた際、その素晴らしさに深く感銘を受け、「私が今まで見たアメリカの家の中で、最も魅力的な家である」と両親への手紙にも記しています。

サンタフェの自宅用にデザインしたウッデンドールも世界の民芸品やテキスタイルからインスピレーションを受けたものです。1960年代当時は販売に至らなかった幻のオブジェですが、ジラード邸のオリジナルに基づいて、ヴィトラ社により製作・復刻されました。

ウッデンドールは、様々な形のモミの木に熟練の職人が1点ずつハンドペイントし作られています。どこかユーモラスな表情と形、羽根やリボンをまとったもの、これはなんだ?と考えてしまうようなもの、前後左右の姿を楽しめ、思わずにんまり。それぞれ木の化粧箱に、ジラードのサインが入った正規ライセンス証明書付きです。ユーモラスな大人のプレゼントに、大人のインテリアにいかがでしょうか。

ウッデンドールは札幌店と江別店でご覧いただける他、メトロクス札幌Webショップでもお求めいただけます。

ウッデンドール 17,600円(税込)~

それでは、3月のスタッフブログもお楽しみに!