611チェア

こんにちは、スタッフの内藤です。
みなさま、いかがお過ごしですか?
夏の名残りを感じながらも、高い空は少しずつ秋らしくなってきました。窓から入る風も朝晩は少し冷たく感じます。気温差が大きくなる季節、体調に気をつけながらの9月にしたいですね。

先日江別店で販売しましたアルテックガチャ、みなさんお楽しみいただけましたでしょうか。初日は開店前から並んでくださったお客様も…本当にありがとうございました。お陰様で2日目には完売!嬉しくも悲しくも私達スタッフの手にはひとつも渡りませんでした(笑) 。残念ながら間に合わなかったというお客様、江別店のカウンター後ろの棚にさりげな~く展示しております。販売する事は出来ませんが(スタッフが愛でる用のため)、どうぞ眺めにいらしてください♪

いつの時代も多くのファンを魅了するアルテック。今日はそのアルテックの数ある家具の中からこちらのチェアをご紹介します。


『611チェア』
  デザイン/アルヴァ・アアルト

アルテック創設者の1人、アルヴァ・アアルトデザインの611チェア。1929年デザインでアアルト初期のデザインとして知られており、スウェーデンのイラストレーター、マッツ・グスタフソンによって描かれたドローイングはアルテックの販促用ポスターに採用されていたこともありました。丈夫なバーチ材のフレームとリネンのウェビングテープによって形作られた611チェアはアルテック創業から変わることなく生産されているチェアのひとつです。快適さと実用性を考えてデザインされたウェビングテープによる座面と背もたれは、心地よいハリ感があり座る人の重みを優しく受け止めます。

「絶妙なグラデーションカラーの新しいウェビングテープ」

アルテックは色と素材の専門家でもあるオランダのデザイナー、ヘラ・ヨンゲリウスとともに従来のリネンテープの素材を厳選し、縦糸と横糸に異なる2色のリネン糸を交互に組み合わせて織り上げた新しいリネンテープを開発し、これに伴い2019年にアップデートされました。背面裏のフレームが椅子を引く際に手の引っかかりとなり、重さを感じる事なくスムーズに引くことができます。木製の椅子ながらとても軽量で持ち運びしやすく、5脚までのスタッキングにも対応するので居住空間から公共空間まで多目的に使える汎用性の高いチェアです。


一見フラットに見える座面ですが、かすかにウェーブしているのがおわかりいただけるでしょうか。この緩やかなカーブがあるだけで座る人の体にフィットし、より快適な座り心地へと変化します。

創業当時から持続可能な生産とデザインを大切にしてきたアルテックの想いを受け継ぎ自然素材を用いた611チェアは、木の温かみと経年変化による味わいを楽しむことができます。本体フレーム素材はバーチ材を使用。仕上げはナチュラルラッカーとブラックラッカーの2種類からお選びいただけます。新しいウェビングテープとのコンビネーションは、ナチュラルラッカーは6種類のテープから、ブラックラッカーは新色が加わり4種類のテープから選択可能です。またウェビングテープは交換が可能なので何代にも渡り使い続けることができます。時代が変化してもなお、そこに存在し引き継がれる家具ってとても素敵だと思いませんか?

611チェア
ナチュラルラッカー6色 各¥89,100(税込)
ブラックラッカー4色 各¥95,700(税込)

611チェアはナチュラルラッカーのタイプ2色を江別店にて展示しております。どうぞ店頭にてお試しください。またカラーバリエーションなどより詳しく知りたい方は、メトロクス札幌webshopでもご覧いただけます。

それでは次回のスタッフブログ、またお楽しみに!