artek ロープチェア

こんにちは!江別店スタッフの大賀です。

数日前は突然の吹雪でびっくりしましたね!
私が住んでいる札幌も降っていましたが、江別はすごかった!!
春の陽気が続いていたのに一変して雪景色!
今日はとても暖かく出勤途中にクロッカスが咲いていて春を感じました。

本日はartekの新作、ロープチェアをご紹介いたします。
またまたartekの商品です笑
このチェアを見た時、珍しいチェアだな、という感想でした。
アルテックは1935年にアルヴァ・アアルトが自作の家具を国内外に販売するために妻のアイノ・アアルト、マイレ・グリクセン、グスタフ・ハールで設立した北欧モダンの家具ブランドです。
「art」芸術と「technology」高い技術の融合により「artek」という名前になり、先進的な試みを行ってきています。

2020年新作のロープチェアはロナン&エルワン・ブルレックによってデザインされました。
共にフランスのカンペールで生まれた兄弟で兄のロナンは卒業後すぐに自身のスタジオを構え、当時まだ学生だったエルワンは兄のスタジオで制作を手伝っていました。
1999年からブルレック兄弟はパリのデザインスタジオを拠点に共同でデザインを手掛けるようになり、暮らしの中で使う小物から建築プロジェクトまで多岐に渡っています。

artek ロープチェア ¥64,900(税込)
(江別店展示品の仕様はライトグレーマットパウダーコート、フェルトグライド付き)

このロープチェアは正反対の要素を掛け合わせることにより構成されています。
最新の技術とクリエイティブな表現、頑丈な構造と柔軟な背もたれ、固く無機質なチューブと有機的なロープ。
ロナン&エルワン・ブルレックはロープはあらゆる用途で利用できる素材なのに家具の重要な部品として使われたことがないという事実に気づき驚きと興奮に包まれたそうです。

腰掛ける人の体重を支える背もたれにロープを使うことで人それそれに合った快適性を生み出してくれます。
まるで痕跡を刻むかのようにそれぞれの人のフォルムを留める、座る人によってもまたデザインされるまったく新たな発想から生み出されたチェアです。
確かに座ってしばらくして立つと背もたれとひじ掛けのロープが緩やかにたわみます。
人によって力のかかりかたも違うので「あっ!誰かが座っていたな!誰だろう?」なんて考える時間も楽しみになりそうですね。

色はライトグレーとブラックの2色でどちらもマットパウダーコートになっています。
ロープの素材はライトグレーはフラックス(麻)、ブラックはポリエステルです。
江別店の展示品はライトグレーなので麻のロープなのですが、ナチュラルな雰囲気と無機質なスチールチューブの組み合わせがとても素敵です。
本体はスチール、座面はアッシュ材の成形合板でできておりとても丈夫な作りになっています。
スチールを使用しているので少し重いですが、ひじ掛けのロープを持つと持ち運びしやすいです!
artekのテーブルと合わせるとひじ掛けが下にしっかり入ってくれるのですっきり見えます。
グライド(床を保護するために家具の脚先に付ける部分)はフェルトかプラスチックからお選びいただけます。

座り心地はどうなのか気になりますよね。
思っていたよりもずっと心地よく、背もたれのロープに身を委ねてしまいます。
是非江別店でロープに身をゆだねて座っていただければと思います。

次回のスタッフブログもお楽しみに!!