東京出張報告(松徳硝子)

これから考えている企画案について打ち合わせなど。 ここ数年、うすはりグラスの人気で工場はフル回転との事です。不況と言われる最中、何とも 羨ましいと思われることでしょう。ですが、やはり職人さんの衰退は深刻だそうで、平均年齢が 還暦を超えている現状で、人気とは裏腹な課題も多いのです。 e794bbe5838f-1242 e794bbe5838f-1322 ショールームには硝子の木型でできた棚?もあります。   そして、なんとお話しをしながらふと外を見ると、一台のトラックが止まりその荷台には カオナシが!! ではありません。 皆さん、このオブジェのような物体は何だと思いますか? e794bbe5838f-1402  この物体は1300度のドロドロに溶けた硝子が入る堝(ツボ)です。 この堝が、硝子の窯に何個も装備されており、毎月1個ペースで新しいものと 交換しながら365日火を絶やさず制作が行われます。 私は運よく新品の堝くん(この際あだ名をつけさせてもらいました)  と遭遇できたのです! 見ての通り入り口はせまく、中が広くなる構造なので、この堝くんを作るのも 熟練さられた職人技が必要で、その職人さんの数も年々減っているそうです。 e794bbe5838f-1505 まじまじと見てしまいましたが、存在感たっぷりでしかも重そうです。 ですが、この堝くんを運ぶのは何と一人なんです・・・ また、1300度もある窯の中での交換は本当に危険で、一瞬に作業を終えないと 当たり前ですが、大事故です・・・ この交換作業もまた熟練られていないと出来ないでしょう。 e794bbe5838f-1522 e794bbe5838f-1192 これはその窯の模型になります。 お忙しい中、作業の足を止めてご説明頂きありがとうございました!

大変勉強になりましたが、この堝くんの制作現場も見たくなってしまった鳴海でした・・・
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