小さな時計

こんにちは。江別店スタッフの大賀です。
今日は渡辺力デザインの小さな時計をご紹介します。
渡辺力が1970年に発表した「小さな壁時計」を同氏がリデザインした時計です。

当時贈答品として需要が高かった壁時計は過剰な装飾の大型サイズが主流でしたが、この小ぶりなサイズとシンプルなデザインは画期的でした。
文字盤は白一色で数字が立体的になっているので陰影ができてさりげなく浮かび上がります。
壁掛けとしてもお使いいただけますが、付属のスタンドで置き時計としてもお使いいただけます。


小さな時計 ¥10,000+tax ブロンズのみ¥15,000+tax

サイズは直径12.2cm奥行き7.2cmで、アイボリー、レッド、オレンジ、ブルー、ライトブルー、ゴールド、シルバー、ブロンズの全8色のご用意があります。
たくさん色の選択肢があると選ぶ楽しみがあってうきうきしますよね!
フレームはスチール製です。

2011年渡辺力100歳を記念して氏が最も愛する金属である銅で作られたブロンズが追加されました。
純銅はとても渋くてあじがあるのおすすめです!
シンプルでさりげない時計なので贈り物としても人気があります。
シンプルで文字盤も見やすく尚且つ美しい計算されたデザインは時を経て復刻していることが納得できる名作時計のひとつです。
江別店にシルバータイプを展示しておりますので是非店頭でご覧ください。

ブルーノ・マットソン マルガリータ ソファ

こんにちは、江別店スタッフの高橋です。
今日はスウェーデンを代表する家具デザイナーであるブルーノ・マットソンデザインのソファ、
“マルガリータ”をご紹介します。

マットソンは1907年に家具工場の息子としてスウェーデンに生まれました。
1974年に初めて日本を訪れ、畳と言う日本独自の生活様式に沿い、そして日本人の体形に合う椅子をデザインするために山形にある天童木工で制作を始めました。天童木工が初めて契約をした外国人デザイナーで、のちにスウェーデン政府より「プロフェッサー」の称号を与えられました。
そのマットソンがデザインした中で最高傑作と言われているのがこのソファ、マルガリータです。
日本人のために作られたマルガリータは、木の温かみが感じられるシンプルなフォルムですが、
その座り心地の良さは言うまでもありません。ソファとは思えないほど華奢で美しいひじ掛けやフレームは、
成形合板の技術をいち早く日本で取り入れた、天童木工の確かな職人技術によって実現しました。

それでは、このフレームやデザインについてもう少し詳しく見て行きましょう。
まず、椅子を引きずっても畳や床が傷付かないよう、脚の底辺面積を広く取った「床摺り」をつけた構造です。前後の脚が「床摺り」によって繋がっている“閉じた脚”は安定した構造となり、フレームを細くすることを可能にしました。

この構造を実現したのが、先ほどご紹介した天童木工が最も得意とする成形合板です。
成形合板とは、木材を薄くスライスした板を何枚も接着剤で重ね合わせ、型に挿入して巨大なプレス機で圧力と熱を加え成形して行きます。すべて手作業で行われるこの工程は非常に複雑かつ高度な技術が必要だそうです。

この成形合板で作られたマルガリータのフレームは、無垢材では表現できない、美しく柔らかな曲線のデザインだけではなく、丈夫で軽いと言う重要な実用性も持ち合わせています。そして、美しいデザインはただの見た目だけではなく、座り心地にも繋がります。

華奢でありながら丈夫なフレームをキャンバス地で包み、その上にウレタン入りのクッションを置く、と言う作りはまるでハンモックのようで体を受け止める座り心地になっています。

ウレタンのクッション部分はボタンで留めるだけの置き型で、簡単に着脱できるので、外してホコリを叩いたり、干すことが可能です。
また、長く使うと張地やクッションの劣化は避けられません。
その際は、お好みの張地でクッションのみご注文する事ができます。そうする事で、長くお使いいただける上に不要になる部分がクッションのみなので環境へも配慮ができます。
また、マルガリータは前後のコネクターで連結しているので、ライフスタイルの変化により、1シートごとバラバラに配置を変えたり、逆に2シーターから3シーターへシートを増やすことも可能です。脚元がオープンなので清掃性にも優れ、とにかく軽いので一人でも移動が容易にできるのが嬉しいです。

決して安いものではありませんが(私にとって)このお値段にはそれだけの価値が詰まっています。
長い目で見ていただくと必ず良い買い物になることでしょう。
買い替えや新しくソファをご検討中の方がいらっしゃいましたら、一度ご覧になり、お掛けになってみてください。

メトロクス札幌では現在、江別店にてブルーノ・マットソンのマルガリータソファの他、ハイバックチェアやダイニングチェアを展示しております。
また、メトロクス札幌のウェブショップでも扱っていますので、どうぞご覧ください。
ブログでご紹介した2シーター片肘タイプ ¥210,000+tax~ ※張地のランクで異なります。
1シーター ¥97,000+tax~ ※張地のランク、肘の有無により異なります。
それでは、次回の更新も是非お楽しみに!

天童木工 S-0507NA-NTチェア

こんにちは。江別店スタッフの大賀です。
昨日に引き続き今日も半袖で過ごせるくらい暖かいですね。
雲ひとつない晴天、久しぶりです。
今日は日本の名作チェアのひとつ、天童木工の水之江忠臣がデザインしたS-0507NA-NTチェアをご紹介します。

天童木工とは山形県の天童市に工房とショールームがあり、プライウッド(成形合板)を主力とする家具メーカーです。
成形合板の技術の可能性を認めたデザイナーや建築家などのクリエーターとのコラボレーション家具は今でも時を超えて愛され続けています。


S-0507NA-NTチェア ¥33,000+tax
S-0508NA-NTチェア ¥35,500+tax~(張地あり)

水之江氏は生前「デザイナーは一生にひとつ、本当に良いものが残せたらそれでいい」と語っていました。そしてこのイスがそのひとつです。
神奈川県立図書館の観覧用のイスとしてデザインされましたが、その後商品化されるまで100回以上の試作が行われました。
1分の無駄もないデザイン、シンプルなことは美しいことであることを50年経った今、改めて気づかせてくれるロングセラーの一脚です。
1966年にグッドデザイン賞を受賞しています。

座面はゆるやかに沈み、長時間座っていても疲れません。
優しい座り心地のクッションか入っている張地タイプもあります。


T-2720NA-NTダイニングテーブル ¥110,000+tax(W1500.D800.H700)

イスに合わせてつくられたダイニングテーブルもあり、家はこちらのダイニングセットを使っています。
優しい色のナラ材は圧迫感もなく自然と暮らしに馴染んでいます。
サイズはW800、W1200、W1500の3種類からお選びいただけます。
ネットショップでもご購入できますので是非ご覧ください

銘木椀

こんにちは、スタッフの窪田です。

北海道もやっと初夏を感じられる気持ちのよい天気となりました。
緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ気の抜けない状況が続きますね。
週末は気温も上がるようなので気持ちもワクワクしてしまいますが、今まで通り気を抜かずに過ごしてゆきたいと思います。
さて今日は、20年以上に渡り支持されているロングセラー商品の「銘木椀」をご紹介したいと思います。

銘木椀

こちらの木椀を作っているのは、神奈川県小田原市に工房をかまえる薗部産業さんです。
ろくろ挽きの技法を用いて職人によって一点一点手作業で作られています。
木を選別し乾燥、成形、塗装仕上げまでの作業を職人が行い、お椀一点が出来るまで10カ月という時間を要しているそうです。
日本原産の銘木を使い、バリエーションはくり、けやき、くるみ、さくら、なら、ぶなの6種類。
それぞれの異なる木目の美しさがあり、色や重さも違います。同じ樹種であっても一つとして同じものはありません。巡り合ったお椀は世界に一つ、それだけで愛着が湧きますね。

持ってみるとぽってりとした丸いフォルムが手になじみ、優しい木のぬくもりを感じます。使い心地も抜群で、熱いものを入れても手にじかに伝わらないようになっているのでお子様にも安心です。また表面にウレタン加工が施されているので汚れがつきにくく、水弾きがよいので普段使いできるのも魅力です。

銘木椀

木椀をひっくり返すと木種が刻印されています。
わが家は家族みんな違う樹種にしたので、「今日は桜にしようかな」とその日の気分で選んでいます。自分だけの木椀と決めて使う予定でしたが、どれも良くてひとつに絞れず. . . みんなで使おう!となりました。笑 汁物だけでなく、シリアルやヨーグルト、サラダボールとしても重宝しています。
様々な用途で使用できるのもうれしいですね。家族みんなで経年変化を楽しみながら育ててゆきたいなと思っています。

銘木椀

銘木椀 各種¥3,800 +tax

化粧箱入りになりますので、贈り物にもおすすめです。
天然木ならではの風合いをお手にとって是非ご覧ください。

Riki Mobile Chambre

こんにちは、スタッフの内藤です。
早くも5月が過ぎようとしています。不安と心配でいっぱいだった日々、そろそろお疲れが出ている方もいらっしゃるかもしれません。
あとひとがんばりです!何とか穏やかな気持ちで乗り切りたいものですね。

さて、昨日のメトロクス札幌のInstagram、皆さまご覧になっていただけましたでしょうか。
私がメトロクスでお仕事をするようになって最初に一目惚れした商品が、実はこのリキモビール シャンブルでした。

1972年、巨匠渡辺力が新橋第一ホテルのメインバー「シャンブル」のためにデザインしたモビール。
このモビールを半世紀近い時を経て、メトロクスが「リキモビール シャンブル」として2017年に製品化しました。
氏が好んで使用した銅板とチーク材が使われたこのモビールは、シンプルな要素ながら絶妙なバランスで構成されてお、風を受けて動く姿は本当に美しく優雅です。いちばん下のパーツに「Riki」のデザインが刻印されているのもオシャレです。

我が家のシャンブルです。照明によって壁に映し出されるシルエットが、また違った表情を見せてくれます。

リキモビール シャンブル
3連 ¥16,000+tax
4連 ¥19,000+tax

リキモビール シャンブルは円山店、江別店でそれぞれ展示中です。
オンラインショップからもご購入できますので、ぜひご覧ください!