dandelion ウォールクロック

こんにちは、スタッフの内藤です。
皆さん、いかがお過ごしですか。

ゴールデンウィークもあっという間に過ぎ、夏を待つばかりとなりました。今年の夏こそ道外県外へ、はたまた海外へという方も多いかもしれませんね。大人も子供も思いきり楽しめる夏にしたいものです。短い夏、どうか素敵なひと時となりますように。

今日は江別店の店頭に新たに並びました、こちらのウォールクロックをご紹介します。

「dandelion(=ダンデライオン)」


製作を手掛けるのは、歴史ある時計メーカーLemnos(レムノス)。「時計は毎日何気なく何度も目にするもの。だからこそ空間を豊かにしてくれるものを作りたい。」という考えのもと、多くの著名なプロダクトデザイナーとプロジェクトを組み、数々の名品を発表してきました。この「dandelion(ダンデライオン)」は佐藤 オオキ氏を中心に設立されたデザインオフィス「nendo(ネンド)」がデザインを手掛けた掛け時計です。


特徴はその文字盤。数字の代わりにタンポポ(=dandelion)の綿毛の本数が時刻を伝えます。よく見てみると1時は1本、2時は2本…と、12時に近づくにつれて綿毛の本数が増えているんです。綿毛がふわふわと風に舞い散るように流れ続ける時を表現されたそうで、その感覚の繊細さが素敵だなぁと思いながら眺めています。さらに、時計盤いっぱいに綿毛が舞い散るイメージを再現するため、シルク印刷の限界とされる「本体枠の際から8㎜」ギリギリの場所まで印刷するという高い技術によって生まれています。


構造は至ってシンプルなアナログ時計。単3電池1本で動く単純なムーブメントで、本体には裏蓋がついています。耳を近づけるとわずかにカチカチ音がしますが、生活音にかき消されるような環境であればおそらく気になりません。背面には「nendo」のロゴがさり気なく印刷されています。


カラーはグレー・ホワイト・ベージュの3色展開。ありそうでないアンニュイで落ち着いたアースカラーもポイントです。ナチュラルなお部屋にもモダンなテイストにも合う時計です。風防カバーがないことでこの時計が持つマットな質感が際立ち、照明による光の反射もありません。どの角度から見ても時刻がくっきりと見えます。視界に入っても邪魔にならず、数字が入っていないシンプルでミニマルな時計が好きな方にとてもおすすめです。

「タンポポの綿毛が数字の代わりに」。繊細なデザインと優しい印象をあわせ持つ美しい時計「dandelion」、ぜひ店頭でご覧ください。

dandelion ウォールクロック ¥7,700(税込)

それでは、次回のスタッフブログもお楽しみに!

アルテック 90周年モデル スツール60コントラスティ

こんにちは、随分と久しぶりのブログになってしまいました。江別店の高橋です。今年は3月に入り一気に雪が溶けて春の訪れが早く感じます。5月生まれの私は.またすぐに歳を重ねてしまいます。。。

さて2023年、アルテックの「スツール 60」は90 周年を迎えます。アルテックを象徴するアイコン的な存在である三本脚のスツール601933年アルヴァ・アアルトによりデザインされました。今回は90周年を記念するアニバーサリーモデル、スツール60 コントラスティをご紹介します。

スツール60はフィンランド産のバーチ材(白樺)を使い、形も現在までほぼ変わることなく生産され続けています。90年前にデザインされ、現在もなお愛されているって、すごいとしか言い表せません。そして今年は、スツール60の特徴にフォーカスした90周年を記念するアニバーサリーモデルが順次発売されます。

41日に発売された「スツール60コントラスティ」は、「L-レッグ」という独創的な曲げ木の技法と効率的な構造にフォーカスしたモデルです。

※写真上が通常モデル 写真下がアニバーサリーモデルのコントラスティ

スツールの脚部は、四角い一本の無垢材の先端から曲げる部分まで切れ目を数ミリ間隔で入れ、その間に高温熱処理を施した薄いベニヤ板を挟むことで、分厚い無垢材を柔軟に曲げることができる「L-レッグ」と呼ばれる技法で作られます。

アニバーサリーモデルのスツール60コントラスティは、通常より濃い色のバーチ材ベニヤ板を用い、色のコントラストを出すことで「L-レッグ」の技法をより分かりやすく表現しています。さらに、製造過程で出る脚部の端材を組み合わせて構成される座面にも同様に、濃い色のベニヤ板のラインを入れて分かりやすく表現しています。

複雑な造作を用いることなく、バーチ材のみで作る製法は、1933年から現在まで変わりません。2023年、期間限定アニバーサリーモデルのスツール60コントラスティは、札幌店・江別店の両店で展示しておりますのでまずは一度ご覧いただきたいです。

夜な夜なこのブログを書きながら、我が家のスツールをまじまじと見て改めて感心してしまいました。限定品のコントラスティ、必見です!!

アルテック 90周年アニバーサリーモデル
スツール60 コントラスティ ¥39,600(税込)
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは次回のブログもお楽しみに!

パーシモンチェア

こんにちは !
江別店スタッフの窪田です。

新たな年を迎え、すでに半月が過ぎようとしています。
大変遅くなりましたが、本年もメトロクス札幌スタッフブログをどうぞよろしくお願いいたします。

昨年のドカ雪が印象に残りすぎて、今年はまだ穏やかに感じるのは私だけでしょうか。
これから来るのでしょうか...笑
まだまだ雪と寒さは続きますよね。温かいものを食べてこの冬を乗り切りましょう♪

さて、今回のスタッフブログは私も欲しい...「パーシモンチェア」をご紹介します。

1960年ミラノトリエンナーレで発表した椅子に、長大作氏が2006年「パーシモンチェア」としてリデザイン加えMETROCSから復刻しました。トリエンナーレでは会場構成を坂倉準三建築研究所が担当、当時研究所の所員であった長大作は家具デザインを手掛けました。そこで発表されたのが日本初のラケット構造(駒入れ加工)を用いた「小椅子」です。三方向への強度を保つ駒入れ構造は、テニスラケットにも使用されています。

– point !-
20世紀を代表するフランスのデザイナー ジャン・プルーヴェの代表作「スタンダードチェア」がルーツとなっているそうです。現在もvitraで製造されているロングセラーですね。ここからすべてが始まりました。

1940年代に始まり、幾度の試作を繰り返し、改良を重ね続けてきた「小椅子」は、いつの頃からか“進化し続ける椅子”と呼ばれるようになりました。軽やかさも持ち合わせたフレームから浮いて見えるシートは建築的要素を応用しています。半世紀もの間、デザインの改良を積み重ねてきた孤高の椅子です。

1955年には国際文化会館の食堂へビニールレザー仕様のパーシモンチェアが納められ、2006年にリニューアルしたティーラウンジには現在、同年に復刻したパーシモンチェアが使われています。

「パーシモンチェア」は” ”という意味で、有機的な曲線を持つバックシートは、柿の実を真ん中から縦に割った時の曲線がヒントになっています。ブナの木目がとっても美しいです♪
日本の住空間に良く合い、ダイニングチェアとして最適の椅子です。

木製フレームの製造~組み立て~クッション張りまで、すべてジャパンメイド。厚みがあり弾力のあるクッション張りに合板とクッションの継ぎ目の美しい仕上がりです。日本製ならではの高品質なチェアです。
もちろん座り心地もgood!!(是非一度、お試しいただきたいです!)

座面裏には長大作の真鍮プレートが取り付けられています。嬉しいポイントですね♪

今回ご紹介したビニールレザーモデルは、表面に汚れがつきにくい処理がされており、付着しても落とすことが簡単な防汚機能をもった素材を採用しています。変色に強く、仕上がり時の色合いが長持ちする機能を持ち合わせています。長大作自身がセレクトした基本のカラーは、ブラック・アイボリー。このほかにもファブリックモデルやトリエンナーレモデルとあり、豊富なカラーからお選びいただけます。

パーシモンチェア
ビニールレザーモデル ¥62,700(税込)
ファブリックモデル  ¥69,300(税込)
トリエンナーレモデル ¥75,900(税込)

パーシモンチェアいかかでしたでしょうか?
座ってみたくなりますよね~ただいま江別店に展示がございます。是非一度、実際に座り心地をお試しください。お待ちしております♪
またメトロクス札幌WEBショップでもお取り扱いしておりますので、どうぞご覧ください。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、次回のスタッフブログもお楽しみに!

 

 

 

メトロクスクリスマス2022

こんにちは、スタッフの内藤です。
みなさん、いかがお過ごしですか。

昨年の今頃「今年も残すところ…」などとブログに書いた記憶があるのですが、それがついこの間のような気がしてなりません。この早さはもう恐怖レベルです(笑)毎日いったい何に追われているのでしょう…来年は「ゆっくり、私。」をモットーに過ごしてみようと思います。

さて、今年もこの季節がやってきました!
メトロクス札幌のクリスマス、今年も心躍るアイテムが揃っていますよ。

ビヨン・ヴィンブラッドのクリスマスコレクション

かつてシンプルなデザインが主流の時代に、絵本のような幻想的な世界観とカラフルな色使い、1度見ると忘れられないほどの印象的なデザインで北欧の人々を驚かせたと言うビヨン・ヴィンブラッド。毎年ご好評いただいているクリスマスシーズン限定カラーのエヴァが今年も登場しました。2022年のクリスマスカラーは、温かみを感じさせてくれるレッドとグリーンが基調。
ボディーにゴールドのアクセントが入りドレスアップしているのは、「エヴァキャンドルホルダーペアセット」です。テーブルにちょこんと並んでいるだけで思わずほっと心がなごみ、手軽にクリスマスムードをお楽しみいただける商品です。高さが約10cmとフラワーベースよりも小ぶりなので、「キャンドルホルダー」として販売されていますが、小花などグリーンを飾るミニベースとしてもお使いいただけます。もちろんそのままオブジェとしても十分魅力的。どちらのカラーも季節を問わず、普段のインテリアのアクセントとして1年中お楽しみいただけるアイテムです。

アーモンド形の瞳と三角の鼻が特徴です。細かい部分までこだわりが感じられるデザインになっています。

後ろ姿まで可愛いんです。360度どの角度から見ても楽しめるのが嬉しいですね。

次に、柔和な微笑みと背中の羽が特徴的な「ルチアキャンドルホルダー」

2022年の限定デザインは、キリスト降誕のクリスマス物語に登場する「聖ルチア」がモチーフになっています。天使の羽がついた可愛らしいキャンドルホルダーは、高さ15cm・φ約20mmのキャンドルが入ります。コンパクトなサイズなので、クリスマスディナーの食卓を照らすにもおすすめのアイテムです。

キャンドルホルダーの内側にはビヨンのサインがプリントされています。こんなところにも彼のこだわりが感じられます。

どちらも写真付きの可愛らしい化粧箱入りとなっています。ご自宅用としてはもちろん、贈り物としてもおすすめです。どちらも数量限定となりますので、気になる方はお早めにご来店ください。ホルムガードのガラスのツリーも僅かではありますが展示しております。どうぞ店頭でご覧ください。

エヴァキャンドルホルダーペアセット ¥6,600(税込)
ルチアエンジェルキャンドルホルダー ¥7,150(税込)

本年も多くのお客様にご来店頂きました事、心より感謝申し上げます。江別店は年末年始休まず営業いたします。元旦より毎年恒例となりました福袋の販売もございます。Instagramで追ってお知らせしますのでどうぞお楽しみに。みなさん、どうか素敵なクリスマス、そして年末年始をお過ごしください。

606サイドテーブルパイミオ 90周年限定モデル

こんにちは、江別店の高橋です。あっという間に10月も終わろうとしています。
そろそろ冬支度の時期ですよね。昨年のあの冬を思い出すと憂鬱でなりません。お家で過ごす事が多くなるこれからの時期、新しいコートやブーツを買うように新しいインテリアを取り入れてみるのはいかがでしょうか。

今日はアルテックから限定カラーが発売された606サイドテーブルパイミオについてご紹介します。

フィンランド南西部、パイミオ市の森の中にある結核患者の療養所「パイミオ サナトリウム」。アルヴァ・アアルトとアイノ・アアルトの設計によ1933年に竣工しました。パイミオサナトリウム(現在は総合病院となっています)のインテリアには患者の心と身体を「癒す」効果を狙い、多彩な色の組み合わせが選ばれました。その中のインテリアのひとつである606サイドテーブル、1932年アイノ・アアルトがデザインしました。

当初、靴を履き替える際に腰掛けるスツールとして使われていましたが、現在はその名の通りサイドテーブルとしてお使いいただけます。欠けはじめた満月のようなスチールチューブは、ソファサイドにピッタリ収まります。

90周年を迎え作られた特別版の「606サイドテーブルパイミオ」は、スチールチューブにパイミオサナトリウムの病室や天井のカラーであるミント、階段の金属製手すりに沿って着色されたライトグレーを施し、ライトグレーの天板、木目を活かしたハニーとウォルナットの天板を合わせた4色展開で(メトロクス札幌は3色展開)数量限定で発売しています。

また、高さが違うのでずらして配置しスツールと並べて使うことも出来ます。ディスプレイ棚としても素敵ですね。


※メトロクス札幌ではミント×ライトグレー色は完売です。

パイミオサナトリウムのカラーパレットは、壁画やステンドグラスのアーティストとして知られるエイノ・カウリアと共に選ばれました。ロビーや階段のゴム製の床は患者の回復に不可欠な太陽の光を建物内に迎え入れるという構想に基づき、輝くようなカナリアンイエローに塗られました。食堂の天井や読書室、ラウンジ、病室に配された多彩なニュアンスのグリーンとブルーは、ベッドやラウンジチェアに横たわる患者が穏やかに過ごせる空間を作りました。現在でも「スツール 60」や4本脚の「スツール E60」、「69 チェア」など、アルテックを代表する製品の一部にはパイミオサナトリウムにちなんだカラーが使われています。

メトロクス札幌では限定モデルのうち下記の3色を展開しています。
ミント×ライトグレー (※完売しました)
ライトグレー×ライトグレー ¥52,800(税込)
ライトグレー×ハニー ¥59,400(税込)

お買い上げの方には非売品の記念ポストカード5枚組をプレゼントしております。
606サイドテーブルパイミオ限定色は江別店に展示しておりますので、気になる方はどうぞお早目にご覧ください!

それでは次回のスタッフブログもどうぞお楽しみに!!